文系就活生が自動車メーカーに入れたわけ

小中高大と平均以下の学歴かつ文系出身ながら、某大手自動車メーカーに就職できた経験をもつ筆者の、文系就活生に向けた自動車業界への入り方を説明できたらなと思ってるブログ。全て5分未満で読めます。

志望動機が書きやすくなる業界研究①

ごきげんよう、Ryoltです。

 

業界研究進んでますか、youtubeあたりでささっと見てみるのもありです。

本は買わなくていいです、学校の就職課か図書館でちら見で十分だし、マイナビとかが配ってたりします。

 

そんな業界研究も、外側(出版社、マイナビなど)が説明するのと、私のような内側の人間が話すのとでは違うでしょう。

 

ざっくり、自動車業界は以下の3つに細分されています。

 

1.完成車メーカー(アセンブラー)

2.部品メーカー(サプライヤー

3.販売店(ディーラー)

 

1の完成車メーカーについて

トヨタ自動車を筆頭にした、いわば”クルマを形にしている会社”のことです。

この形にしている、というのには意味がありまして、彼らは全ての自動車部品を、自分達で作っているわけではありません。

クルマの心臓であるエンジンと、その骨格であるフレームくらいまでは自社でやっていても、ガラスやタイヤはもちろん、エアコンのスイッチ一個からドアノブの一つまでは手がけていません。

これらは全て次に説明するサプライヤーから買ってくるのです。

ここの力関係や将来の話など、詳しくは別記事で説明します。

 

2の部品メーカーについて

上記の完成車メーカーに対して、”部品を作って売る”会社です。

部品を供給(サプライ)するのでサプライヤーとも呼ばれます。

ただこのサプライヤーにもTier1,2,3と縦社会が広がっているのですが、その理由は部品のための部品を作る会社があるからです。

どういうことかというと、例えばトランスミッションを作っている会社も、ネジの一本、ブラケット一枚まで自社生産しているわけでなく、これもネジ屋、ブラケット屋から買っています。

これによりサプライヤーの中でもピラミッド構造が生まれ、下に行くほど零細な会社が増えていきます。

 

3の販売店ですが、

これは街角で見る、”クルマを売る店”のことです。東京トヨペットや、ホンダカーズのように、特定のメーカーのクルマを専門に売る専売店と、不特定多数のメーカーのクルマを扱う併売店があります。

昨今はクルマを買う”所有”から、シェアリングを始めとした”使用”にシフトしている時代ですので、販売は厳しい世界に立たされています。

 

このブログでは1の自動車メーカーに入るには、という目線を主軸に解説していきますが、メーカーの仕事の中にも、サプライヤーと仕事をする購買、ディーラーを仕事をする営業がありますので、おいおいご紹介できればと思います。

 

それでは、各説明に続く!