志望動機が書きやすくなる業界研究②
こんにちは、Ryoltです。
業界研究2回目に入っていきましょう。今回はディーラーについて。
ディーラーと聞いて、思い浮かぶのは、カジノのディーラーではないでしょうか。確かに、Deal(取引する)という広義の意味では、一緒かもしれません。
ですが、自動車業界におけるディーラーとは自動車販売店のことを指します。
中古車販売店も含んでいう場合もありますが、大体は新車販売店のみのことを指すケースがほとんどです。
ディーラーは専売店と併売店に分けることができます。特徴と強み、弱みについても説明します。
・専売店
一つのブランド(レクサス、トヨタ、ホンダ等)のみの商品を取り扱う店舗。
メーカーとは資本関係がないところもあれば、資本が入っているディーラーもある。
※例:トヨペット店、ホンダカーズなど
強み・・・一つのブランドに特化しているため、メーカーとの結びつきが強く、納期、価格の他、修理時の部品供給やリコール対応などにおいても短納期かつ、高品質なサービスを提供することができる。専門的なノウハウを持っている強みを持つ。
弱み・・・一つのブランドしか扱わないため、そのブランドが持っていない商品市場に対して弱い。(例えば、ハイエースのようなキャブオーバーバンのお客さん相手には、ホンダは競合商品を持っていないため、売り込みができない等)
また、メーカー主因の無資格検査や大規模リコールの発生などのトラブルで、ブランドの社会的評判を損なった場合、売上に影響が出やすくなってしまう。
・併売店
複数のブランドを扱う店舗。小規模な個人経営が多いが、地場のチェーン店などもある。
※例は多種に渡るが、一店舗で複数のブランドの看板を掲げているところ、あるいはブランドの看板を掲げていない店舗が大体である。
強み・・・複数のブランドを扱っているため、競合車の検討比較が一店舗で済む。各ブランドの長短を知っているため、顧客ニーズに最適なクルマを勧めることができる。またメーカー主因の不祥事トラブルが発生しても、影響を受けにくい。
弱み・・・専売店と比較すると、メーカーとの繋がりが薄くなりやすいため、リコール発生時の対応や、部品供給に納期がかかってしまうこともある。価格競争力も専売店ほど持たないこともある。
専売店、併売店それぞれで一長一短がありますが、共通していることはエンドユーザーに対してそのブランドの製品が渡る最前線であり、市場に対して最も近い存在でもあります。顧客の満足、不満を直接受ける立場でもあるため、業務内容としてはとても厳しい分野で、単純なクルマ好きというだけでは難しいでしょう。
特に”所有”から”使用”へ、シェアリングの台頭による販売台数の減少の中、新車販売店は苦しい状況下にあります。
しかし、新人でも成績を上げれば確実に評価してもらえる、新人でも挑戦することを受けて入れてくれやすい環境にはあると、個人的には思いますので、その風土が合う方には良い職場となるかもしれません。
それでは、サプライヤー編に続く。
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